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Men At Work  目次  前Jeff Beck  次The Sex Pistols 

01_「Down Under」(アルバム:Business as Usual)
Men At Work - Down Under (Official HD Video)[350,893,389_2013/02/08]
■曲名:Down Under ■曲名邦題:ダウン・アンダー ■アルバム名:Business as Usual ■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ ■動画リンク:「Down Under」
この曲は曲名と歌詞に注目です。 「Down Under」とは「赤道の下」という意味ですが、具体的にはオーストラリアのことを指しています。 この曲は、オーストラリア人バンドによるオーストラリアに対する自虐ソング。 オーストラリアは略奪者の国で、男たちは吐くまでビールを飲み続けるのだとか。 しかしこの曲はオーストラリア国民に愛されていて、シドニー・オリンピックの開会式でも演奏されました。 さてこの曲はアルバム・デビュー前、違うアレンジのシングルとしてリリースされています。 Men At Work – Down Under (Original Version 1980) こちらのバージョンも悪くありませんが、ヒットしそうな感じはしませんね。

02_「Who Can It Be Now?」(アルバム:Business as Usual)
Men At Work - Who Can It Be Now? (Video Version)[151,153,355_2013/02/06]
■曲名:Who Can It Be Now? ■曲名邦題:ノックは夜中に ■アルバム名:Business as Usual ■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ ■動画リンク:「Who Can It Be Now?」
彼らの曲でどれを1位にするか、少し迷いました。 実質的には「Down Under」と「Who Can It Be Now?」の二択かもしれません 日本では「Who Can It Be Now?」の方が人気かもしれませんが、ヒットチャートでは「Down Under」が圧倒しています。 「Down Under」はアメリカ、イギリス、本国オーストラリアを始めとした多く国で、シングルチャート1位を記録しています。 一方この曲は本国オーストラリアで2位、イギリスでは45位と振るいませんでしたが、アメリカでは1位を獲得しました。 彼らがブレイクしたのは、アメリカで「Who Can It Be Now?」が1位を獲得してから。 その余波を受けて「Down Under」が大ヒットしたという流れです。 この曲は、彼らをローカル・バンドから世界に羽ばたかせました。 彼らの快進撃の起点となった重要曲です。

03_「People Just Love to Play with Words」(アルバム:Business as Usual)
Men At Work - People Just Love To Play With Words (1982)[8,438_2012/04/24]
■曲名:People Just Love to Play with Words ■曲名邦題:言葉あそび ■アルバム名:Business as Usual ■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ ■動画リンク:「People Just Love to Play with Words」
彼らの最高傑作は、このファースト「Business as Usual」とセカンド「Cargo」のどちらかだと言われます。 私はこのアルバム一択だと思いますが。 私はアーティストのセールスを邪魔しないよう、1枚のアルバムから選曲は4曲までと決めています。 あくまで視聴用の役割に徹したいと考えています。 ただもしも私が遠慮せず選曲したら、このアルバムから7曲ぐらい選ぶかもしれません。 「Be Good Johnny」など、他にもご紹介したい曲が沢山ありますし。 さてこの曲はシングルカットされていませんが、個人的に一番好きな曲です。 ちなみにアルバム・ジャケットも私のこだわりで、黄色い方ではなく、白ジャケの方をご紹介しています。

04_「Shintaro」(アルバム:Cargo)
Men At Work - Shintaro (1983)[42,091_2013/08/07]
■曲名:Shintaro ■曲名邦題:SHINTARO ■アルバム名:Cargo ■アルバム名邦題:カーゴ ■動画リンク:「Shintaro」
この曲はボーナストラックなので、この曲目当てでCDを買う時は、事前にお確かめください。 この曲は「Shintaro」という曲名に注目です。 カタカナにすると「シンタロー」ですから、日本人の名前を連想してしまいますね。 それもそのはず、この曲は勝新太郎へのオマージュです。 若干おちょくったような描写も散見されますが、それは彼らの作風ゆえかもしれません。 MVを見れば、彼らが笑わせにかかるバンドだということが見て取れます。 そもそも彼らは自国民すらおちょくって、しかしそれでも人々から愛されているようなバンドです。 この曲にはサムライへの畏怖の念を感じますし、なにより曲の出来が良いのがうれしいですね。 この曲を書いたロン・ストライカート(Ron Strykert)は、勝新太郎がお好きなのでしょう。

05_「Underground」(アルバム:Brazil)
Men At Work - Underground [Live Brazil '96] HQ[7,113_2014/04/26]
■曲名:Underground ■曲名邦題:アンダー・グラウンド ■アルバム名:Brazil ■アルバム名邦題:BRAZIL ■動画リンク:「Underground」
さてここでライブ盤から1曲取り上げます。 原曲はデビュー・アルバム「Business as Usual」に収録されていますが、ここでは違う魅力が引き出されています。 このライブ・アルバムは、1998年のブラジルでの模様が収録されています。 この曲は原曲よりロック色が強まっていて、重厚でメタリックな質感すら感じます。 もしかしたらオリジナルよりかっこいいかもしれません。 ちなみにこのライブには、以下の曲のスタジオ・バージョンも収録されています。 Men At Work – The Longest Night 「The Longest Night」は、1998年に発売された13年ぶりのシングルです。

06_「Overkill」(アルバム:Cargo)
Men At Work - Overkill (Video Version)[43,797,797_2013/05/23]
■曲名:Overkill ■曲名邦題:オーバーキル ■アルバム名:Cargo ■アルバム名邦題:カーゴ ※上のジャケットはシングルのものを掲載しています ■動画リンク:「Overkill」
曲名の「Overkill」は「大量虐殺」という意味です。 しかし歌詞を読んでも、戦争などについては触れられていません。 夜になると考えすぎてしまい、眠れないという内容の歌詞です。 上のシングル・ジャケットを見ると、だから飲みに行ったのかとつっこみたくなりますね(笑) それはともかく、彼らのバンド名は「工事中」という意味で、1枚目のアルバム名は「いつものビジネス」、2枚目は「貨物」 どうやら肉体労働者的なイメージで訴求しているようです。 私はそこにイギリスのパブロックとの類似を感じます。 そういえば彼らの自虐的なお笑い志向も、パブロックっぽいかもしれません。 彼らの風貌も親しみやすくスター然としていなかったのも、その路線ではプラスに働いたと思われます。

07_「Dr. Heckyll & Mr. Jive」(アルバム:Cargo)
Men At Work - Dr. Heckyll & Mr. Jive (Video)[3,959,324_2013/07/17]
■曲名:Dr. Heckyll & Mr. Jive ■曲名邦題:ドクター・ヘッケルとミスター・ジャイブ ■アルバム名:Cargo ■アルバム名邦題:カーゴ ■動画リンク:「Dr. Heckyll & Mr. Jive」
先程私は「Business as Usual」がイチオシだと書きました。 かといって、このアルバムがつまらないわけではありません。 今回このアルバムから4曲選びましたが「君のポートレート(Blue for You)」「ダウン・マイ・ボーイ(Settle Down My Boy)」など、他にも良い曲が収録されています。 このバンドの中心人物は、ボーカルでメインソングライターのコリン・ヘイ(Colin Hay)。 このバンドの人気は、彼のとぼけていて飄々とした個性に依存していました。 また彼はソングライターとしても、多くのヒット曲を書きました。 彼は3枚のアルバムだけでバンドを解散させると、ソロ活動に移行しました。 ソロ・アルバムの曲を1曲ご紹介しておきましょう。 Colin Hay – I Haven’t Seen You In A Long Time

08_「I Can See It in Your Eyes」(アルバム:Business as Usual)
Men at Work - I Can See it in Your Eyes (lyrics)[36,682_2015/08/18]
■曲名:I Can See It in Your Eyes ■曲名邦題:イン・ユア・アイズ ■アルバム名:Business as Usual ■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ ■動画リンク:「I Can See It in Your Eyes」
このバンドは、コリン・ヘイばかりに焦点が当てられがちです。 しかしリードギターのロン・ストライカート(Ron Strykert)の名前も、覚えておいていただければと思います。 彼は「Down Under」をコリン・ヘイと共作しました。 また「People Just Love to Play with Words」「Shintaro」「Settle Down My Boy」は、ロンが単独で書いた曲。 XTCのコリン・モールディング(Colin Moulding)、初期オフコースの鈴木康博と同じく重要な存在です。 ロンはライトで伸びやかな作風が特徴の人ですが、その個性は演奏面にも表れています。 ぜひこの曲のギターをお聞きになってみてください。 偉大なバンドには、偉大なる第二の男がいるものです。 コリン・ヘイという才能を持った男がいても、彼のワンマン・バンドにならかったこと。 それがこのバンドが世界的な成功を収めた理由だと思います。

09_「It’s a Mistake」(アルバム:The Essential Men at Work)
Men At Work - It's a Mistake (Video)[26,690,494_2013/02/26]
■曲名:It’s a Mistake ■曲名邦題:イッツ・ア・ミステイク ■アルバム名:The Essential Men at Work ■アルバム名邦題:エッセンシャル・メン・アット・ワーク ■動画リンク:「It’s a Mistake」
セカンド・アルバムの収録曲ですが、あえてベスト盤の曲としてご紹介しました。 私がベスト・アルバムを買うのは、アルバム未収録曲を聞きたい場合が多いです。 ベスト盤だけで済ます場合もありますが、なるべくオリジナル・アルバムで買いそろえるようにしています。 ちなみに最も煮え切らないのは、ベストと代表作が1枚ずつという状態(笑) ただ私のようにストイックになりすぎると、いささか非効率かもしれません。 特に彼らのようにスタジオ・アルバムが3枚しかない場合、ベスト盤でヒット曲、有名曲を一気に聞いた方が効率面で優れています。 このアルバムの選曲は、私の小姑目線で見ても悪くないと思いますし。 ただこのランキングの曲を聞いて、ベストに入っていない曲が必須と思うのであれば、アルバム単位で買った方がいいかもしれません。

10_「Everything I Need」(アルバム:Two Hearts)
Men At Work - Everything I Need (Official Music Video)[839,922_2020/02/13]
■曲名:Everything I Need ■曲名邦題:エブリシング・アイ・ニード ■アルバム名:Two Hearts ■アルバム名邦題:トゥー・ハーツ ■動画リンク:「Everything I Need」
3枚目のアルバムからの選曲です。 このサード・アルバムは、あまり高く評価されていません。 それどころか酷評されていることも多く、私も買うのを控えていましたが、いつの間にか中古価格が高騰していました。 私は網羅したいタイプのリスナーです。 ある時私は性分ゆえにどうしても欲しくなり、高価な中古CDを買いました。 おそらく良い内容ではないと予想しながら。 聞いた結果、確かに前2作には遠く及ばないと感じました。 ただ酷評ばかりのレビューを読んで期待値が下がっていたせいか、言うほどひどくないと思いました。 たとえばこの曲や「Man with Two Hearts」、そして以下の曲は充分楽しめますし。 Men at Work – Maria 再発されたり、安い価格で見つけたら買って損はないと思います。

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