08_「Foxhole」(アルバム:Adventure) Foxhole (Remastered)[63,132_2015/03/01]
■曲名:Foxhole
■曲名邦題:フォックスホール
■アルバム名:Adventure
■アルバム名邦題:アドヴェンチャー
■動画リンク:「Foxhole」
トム・ヴァーレインとリチャード・ロイドは、どちらもすばらしいギタリストです。
彼らは似たタイプで、共にテクニックで勝負するプレイヤーではありませんでした。
あまり早弾きをしないタイプですが、その分印象的なフレーズでうならせるタイプでした。
彼らはシンプルなリフの反復が多いですが、それが活きるのはもう1本の効果的な絡みがあってこそです。
さてそんな中で私が注目したいのは、時々差し込まれる情念のアルペジオです。
この曲では1:11からをお聞きになってみてください。
私はこうした情念のギターを聞くと、ニール・ヤング(Neil Young)を思い出します。
Neil Young – Like a Hurricane
「Foxhole」では、3:47からのギターソロもすばらしいですね。
09_「1880 or So」(アルバム:Television) 1880 Or So[58,045_2017/03/11]
■曲名:1880 or So
■アルバム名:Television
■アルバム名邦題:テレヴィジョン
■動画リンク:「1880 or So」
彼らの音楽は、商業主義に傾いていたロックに対するアンチテーゼでした。
ニューヨーク・パンクの源流には、3つのバンドがあります。
ストゥージズ(The Stooges)、MC5、そしてヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)。
この曲を聞くと、彼らがヴェルヴェッツの影響下にあることがうかがえます。
特にイントロのギターの感じは、後にルナ(Luna)などの後続バンドに引き継がれました。
さてこのアルバムは再結成にリリースされた3枚目です。
改めて聞き返したところ、以前から好きだった「1880 or So」以外に以下の曲も良いと思いました。
Television – No Glamour for Willi
10_「(I Can’t Get No)Satisfaction」(アルバム:Live at the Old Waldorf) [I Can't Get No] Satisfaction [Live in San Francisco 1978][3,594_2017/01/15]
■曲名:(I Can’t Get No)Satisfaction
■アルバム名:Live at the Old Waldorf
■アルバム名邦題:ライブ・アット・ジ・オールド・ウォルドルフ
■動画リンク:「(I Can’t Get No)Satisfaction」
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のこのカバー曲をラストに持ってきた意味は、ファンの方ならご存じと思います。
彼らのライブでは、ラストでこの曲をプレイするのが恒例でした。
ライブ・アルバムでは「ザ・ブロウ・アップ(The Blow Up)」が知られています。
しかしここではより音が良いライブ盤のバージョンでご紹介しました。
通常パンクを聞く時、私は音が悪くてもそれほど気になりません。
もちろん音が良い方がいいですが。
しかしこのバンドに関しては、良い音で聞くべきかもしれません。
というのは彼らの魅力は、ギターの音の心地良さが重要だと思うからです。
Tom Verlaine – Kingdom Come
トム・ヴァーレインは楽曲の魅力を超えて、ギターの演奏でうならせてくれる人でした。