06_「Stand Inside Your Love」(アルバム:Machina/The Machines of God) The Smashing Pumpkins - Stand Inside Your Love (Official Music Video)[11,591,288_2011/08/03]
■曲名:Stand Inside Your Love
■曲名邦題:スタンド・インサイド・ユア・ラヴ
■アルバム名:Machina/The Machines of God
■アルバム名邦題:マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド
■動画リンク:「Stand Inside Your Love」
このアルバムでは麻薬問題で逮捕されたジミー・チェンバレンが復帰しています。
サードアルバムぐらいから、彼らの世界観は映像とセットで表現されることが多くなってきました。
たとえばこの動画では、グロテスクなのか美しいのか分からない映像が続きます。
また前作の「Adore」のアルバムジャケットも、少し演劇っぽい感じでしたね。
ちなみに「Machina」とはラテン語で機械のことです。
その後に「The Machines of God」という「神の機械」という言葉が続いています。
どうやら少し古い時代の摩訶不思議な機械じかけみたいなイメージの言葉のようです。
名画「天井桟敷の人々」みたいな感じでしょうか。
歌詞では恋人に対して「あなたは永遠に私のものだ」という、倒錯した愛をテーマにしています。
彼らの表現する世界は、どことなくアントニー&ザ・ジョンソンズ (Antony & the Johnsons)に似ているような気がします。
09_「I Am One」(アルバム:Gish) Smashing Pumpkins - I Am One[61,219_2014/08/21]
■曲名:I Am One
■曲名邦題:アイ・アム・ワン
■アルバム名:Gish
■アルバム名邦題:ギッシュ
■動画リンク:「I Am One」
私はジミー・チェンバレンのドラムは、このバンドの要だったと思います。
この曲のイントロのドラムを聞いただけで、そう感じさせてくれますね。
ジミーはもともとジャズ畑出身であったことは有名ですが、それにしてはロックのドラマーとして完成されています。
この曲はファーストアルバムからの曲ですが、デビューの時点で既にこの演奏ですし。
丸太のような腕をふるう豪快なタイプでもないし、おかずの入れ方にそれほど特徴があるわけでもありません。
しかし芯をとらえる演奏に、本質的なセンスの良さを感じます。
そこに重低音に特化したダーシーのベースが加わる時、独特のグルーヴ感が生まれています。
10_「Glass」(アルバム:Machina II/The Friends & Enemies Of Modern Music) The Smashing Pumpkins - Glass[37,712_2008/10/04]
■曲名:Glass
■曲名邦題:グラス
■アルバム名:Machina II/the friends & enemies of modern music
■アルバム名邦題:マシーナII
■動画リンク:「Glass」
この曲は「Machina II/The Friends & Enemies Of Modern Music」というアルバムからの選曲です。
名前の通り「Machina/The Machines of God」の続編です。
「The Friends & Enemies Of Modern Music」とは「現代音楽の友と敵」という意味です。
これはどういう意味でしょうか。
このアルバムはCDとして発売されず、ダウンロードのみで提供されています。しかも無料配信です。
ビリーによるとレコード会社にもうけさせるぐらいなら、無償提供にした方がいいと思ったらしいです。
「敵」とはレコード会社のことかもしれませんが、「友」とは誰のことでしょうか。
もちろん特定の誰かではないかもしれません。
しかし私はこんなことを考えました。
スマパン解散後ビリーとジミーは「ズワン」を結成し、その後ビリーとジミーは2007年にスマパンを再結成しています。
この時期のビリーは、他の2人のメンバーとは距離がありました。
もしかしたら彼が「友」という言葉を使った時、脳裏にはジミー・チェンバレンのことが思い浮かんでいたのではないかと。